【書評】スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン 〜プレゼンは情報提供じゃない!〜
こんにちは、まつまるです。
今回はジョブズです。プレゼンを教えてもらいましょう。
読みたかった理由
YouTubeの書評動画に反映させて、多くの人を惹きつける動画を作りたい。
著者紹介
カーマイン・ガロ
翻訳-井口耕二
解説-外村仁
出版社
日経BP社
ざっくり本の内容
スティーブ・ジョブズはプレゼンの天才だ。誰もが憧れる。ジョブズは才能に溢れていたから仕方ない??
じゃあ、才能のない人は素晴らしいプレゼンをするこできないのだろうか。
いや、本書を読んでジョブズと同じスキルを修得すれば、ジョブズと同じように聞き手の心を動かすプレゼンができるようになる。
詳細
第一幕 ストーリーを作る
まずは引用したい。
プレゼンは情報提供するものだと考える人が多い。ジョブズのプレゼンは体験を生み出すことを目的に作られている。
あれれ、少なくとも僕は情報提供だと考えていた。それがまずいんだ。
でも、体験っていうのは何だろうか。視点を変えてみよう。
プレゼンを聞く側も暇ではない。プレゼンを聞いてワクワクしなければ興味を失ってしまう。
このワクワクっていうのが体験なわけだ。
つまり、ワクワクし続けてもらうためにストーリーが必要になるわけだ。
けどさ、ストーリーを作るっていっても難しいよね〜。ただ、この本にストーリーを作る手順が載っていたから紹介したい。
①聞き手の注意を引くストーリー、メッセージの提出
②解決あるいは回答が必要な問題あるいは疑問を提出
③提出した問題に対する解答
④解答で得られるメリットを具体的に
⑤行動を呼びかける
アリストテレスっていう偉人が2000年前に考案したもので、現代まで語り継がれているくらいなので使わない手はない。
なんと、スティーブ・ジョブズのプレゼンもこれに当てはまっているらしい。これはパクるべきだね。
ストーリーを作る時の注意点。ここでは重要なことを5つに絞ってお伝えしたい。
1.詳しい話に入る前に3点で概要をまとめ、流れが追いやすいストーリーを作る
2.一スライドでメッセージはひとつ、平易な言葉で自分の感情ものせる
3.分かりやすい比喩を用いる
4.分かりやすい敵を導入する
5.耳だけで理解するように構成する
第二幕 仕上げと練習
プレゼンを習得したと言えるには1万時間掛かると言われている。
そうなると、ほとんどの人は素人だよね。
つまり、上達するには練習しろってさ。これはもうやるしかないね。。
ただ数をこなすだけだともったいないから、カメラを使って何度も見返して改善を重ねていくのがいいんだって。
一応書かれていたテクニックは紹介しておこう。
・抑揚、間、音量、スピードを変える
・適切な身振り手振りの説明は自信があるように見える
・「あー」「えー」はいらない
・楽しむ
・自分の言葉を使う
・言葉で遊ぶ
禁じ手
プレゼンにおいて箇条書きは理解しにくいらしいのでやめよう
まとめ
すごい情報量だったので、まずはできるところから実践していこう